高級ブランドのリシュモン、7─9月は1%減収 中国不振も宝飾品好調
11月8日、「カルティエ」などを展開するスイスの高級ブランド大手リシュモンの第2・四半期(7─9月)の売上高は為替変動の影響を除くベースで1%減の48億1000万ユーロ(51億9000万ドル)となった。スイス・ジュネーブで2022年撮影(2024年 ロイター/Denis Balibouse)
John Revill Mimosa Spencer
[チューリッヒ 8日 ロイター] - 「カルティエ」などを展開するスイスの高級ブランド大手リシュモンの第2・四半期(7─9月)の売上高は為替変動の影響を除くベースで1%減の48億1000万ユーロ(51億9000万ドル)となった。
中国の販売が不振だったが、米州、日本、中東は大幅な増収となった。アジア太平洋地域は18%の減収。
HSBCによると、市場予想は47億8000万ユーロだった。
ヨハン・ルパート会長は「不確実性が常態化した世界で当社は持続的な底堅さを示した」とし、宝飾品部門が好調を維持したと述べた。
宝飾品部門は4%の増収。時計部門は19%の減収だった。
上期の純利益は15億1000万ユーロから4億5800万ユーロに減少。傘下の高級ブランド通販サイト、ユークス・ネッタポルテを独同業マイテレサに売却することで合意し、12億7000万ユーロの評価損を計上したことが響いた。