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シンガポールOCBC銀、第3四半期決算は好調 融資拡大を予想

2024年11月08日(金)18時14分

Yantoultra Ngui

[シンガポール 8日 ロイター] - シンガポール第2位の銀行OCBC(オーバーシー・チャイニーズ銀行)は8日、第3・四半期決算で市場予想を上回る純利益を発表した。2025年は融資の伸びが改善するとの見方も示した。

米連邦準備理事会(FRB)による0.25%の利下げを受けて見通しを示した。

米大統領選で勝利したトランプ氏は輸入関税引き上げや移民規制強化などの政策を打ち出しており、インフレ加速で米利下げの流れが後退する可能性がある。

第3・四半期の純利益は前年同期の18億1000万シンガポール(S)ドルから9%増の19億7000万Sドル(14億9000万米ドル)だった。LSEGによるアナリスト調査の予想平均19億1000万Sドルを上回った。

ただ、純金利マージンは2.18%で前年の2.27%から低下した。

株主資本利益率(ROE)は前年同期の14.0%から14.1%に上昇した。

国内トップのDBSグループ、3位のユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)も第3・四半期決算は好調で、過去最高益を記録した。シンガポールの銀行は近年、世界的な高金利環境や政治的安定を背景とした資産流入に支えられてきた。

UOBは来年の融資の伸びについて、今年の1桁台前半から1桁台後半に拡大すると予想した。第3・四半期の純利益は予想を上回る増加だった。

ロイター
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