米金利先物、12月と来年の追加利下げを予想 FOMC受け
米連邦準備理事会(FRB)が6─7日の連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利下げを決定したことを受け、フェデラルファンド(FF)金利先物市場は7日時点で12月も同規模の追加利下げを織り込んでいる。2022年6月撮影(2024年 ロイター/Sarah Silbiger)
Gertrude Chavez-Dreyfuss
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が6─7日の連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利下げを決定したことを受け、フェデラルファンド(FF)金利先物市場は7日時点で12月も同規模の追加利下げを織り込んでいる。
LSEGの算出では、金利先物は2025年についてもさらに67bpの利下げを示唆している。
FRBは6─7日のFOMCでFF金利の誘導目標を0.25%ポイント引き下げ、4.50─4.75%とした。決定は全会一致。FRBは声明で、経済活動が引き続き堅調なペースで拡大しているとし、インフレ率は目標の2%に向けて継続的に低下していると指摘した。
トランスユニオンのバイスプレジデント兼米国調査・コンサルティング責任者ミシェル・ラネリ氏は「きょうの利下げはFRBが前回の利下げ後、インフレや経済全体について前向きな兆候を引き続き確認したことを示している」とし、来年にかけて追加利下げが見込まれると述べた。
FF金利先物市場で来月のFOMCでの利下げ確率は72%となっている。