米リフト、第4四半期見通し予想超え 前期は31.5%増収
11月6日、米配車大手リフトが発表した第4・四半期業績見通しは市場予想を上回った。写真は同社のロゴ。米カリフォルニア州 ロサンゼルスで2019年3月撮影(2024 ロイター/Lucy Nicholson)
Akash Sriram
[6日 ロイター] - 米配車大手リフトが6日発表した第4・四半期業績見通しは市場予想を上回った。同社株価は時間外取引で一時約22%上昇した。
第4・四半期の総予約額は42億8000万─43億5000万ドルと予想し、LSEGがまとめたアナリストの予想平均(42億3000万ドル)を上回った。
通期総予約額は前年比約17%増を見込んでおり、アナリスト予想の16.3%増を超えた。
第4・四半期の調整後コア利益予想は1億─1億0500万ドルで、アナリスト予想の8510万ドルを上回った。調整後1株利益予想は0.29ドル、市場予想は0.20ドル。
第3・四半期の売上高は前年同期比31.5%増の15億2000万ドルとなり、市場予想の14億4000万ドルを上回った。
在宅勤務から出社勤務に移行する会社が増えるのに伴い、日々の通勤にリフトやウーバーなどのアプリベースのタクシーを利用する人が増えており、こうしたサービスに対する平日の需要が急増している。
リフトは今年、需要の高まりに対応し、ウーバーに対抗するために、最低収入の保証や長距離走行に対する高賃金など、より多くのドライバーを確保する複数の取り組みを実施した。
またリフトは、利用者が需要増大時に料金を割り増しされるのを防げる「プライス・ロック」と呼ばれる仕組みも導入している。