ニュース速報
ビジネス

コニカミノルタ、今期営業損益赤字に修正 米遺伝子検査企業を売却

2024年11月05日(火)09時35分

 コニカミノルタは11月5日、2025年3月期の連結営業損益(国際会計基準)予想を140億円の赤字に下方修正したと発表した。写真はコニカミノルタのロゴ。2012年6月、都内で撮影(2024年 ロイター/Yuriko Nakao)

Shiho Tanaka

[東京 5日 ロイター] - コニカミノルタは5日、2025年3月期の連結営業損益(国際会計基準)予想を140億円の赤字に下方修正したと発表した。従来は130億円の黒字を見込んでおり、一転赤字予想となる。中期経営計画で掲げた戦略課題の加速や一部事業の減損リスク織り込みなどによる一過性費用として、約290億円を新たに業績予想に反映させた。

IBESがまとめたアナリスト8人のコンセンサス予想では、通期の連結営業利益の平均値は149億円。

売上高は前回予想の1兆1600億円から1兆1340億円に下方修正した。一方、当期利益は、保有する米国の遺伝子検査企業の売却益を反映し予想を据え置いた。

同社は、プレシジョンメディシン(がんゲノム医療)事業を展開する米国子会社を通じて保有する米国の遺伝子検査企業アンブリー・ジェネティクスの全株式を、医療AI(人工知能)企業テンパスAIに約840億円で売却する。売却に伴い、利益約410億円を25年3月期下期の当期利益に計上する見込み。プレシジョンメディシン事業は非継続事業となり、連結の売上高、事業貢献利益、営業利益から外れる。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

三菱重の4━9月期営業益86.7%増、防衛・宇宙な

ワールド

豪中銀、予想通り金利据え置き 根強いインフレ圧力見

ワールド

NZ経済、先行き厳しい 失業増大や企業投資延期=中

ワールド

中国首相「開放加速し単独主義に対抗」、成長目標達成
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米大統領選と日本経済
特集:米大統領選と日本経済
2024年11月 5日/2024年11月12日号(10/29発売)

トランプ vs ハリスの結果次第で日本の金利・為替・景気はここまで変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大人気」の動物、フィンランドで撮影に成功
  • 2
    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王子の映像が話題に...「不幸なプリンセス」メーガン妃との最後の公務
  • 3
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄道計画が迷走中
  • 4
    「生野菜よりも、冷凍野菜のほうが健康的」...ブロッ…
  • 5
    ネアンデルタール人「絶滅」の理由「2集団が互いに無…
  • 6
    在日中国人「WeChatで生活、仕事、脱税」の実態...日…
  • 7
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
  • 8
    日本で「粉飾倒産」する企業が増えている理由...今後…
  • 9
    NASA観測が捉えた「アトラス彗星の最期...」肉眼観測…
  • 10
    「これぞプロ」 テイラー・スウィフト、歌唱中のハプ…
  • 1
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴出! 屈辱動画がウクライナで拡散中
  • 2
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大人気」の動物、フィンランドで撮影に成功
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
  • 5
    日本で「粉飾倒産」する企業が増えている理由...今後…
  • 6
    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王…
  • 7
    幻のドレス再び? 「青と黒」「白と金」論争に終止符…
  • 8
    脱北者約200人がウクライナ義勇軍に参加を希望 全員…
  • 9
    世界がいよいよ「中国を見捨てる」?...デフレ習近平…
  • 10
    「第3次大戦は既に始まっている...我々の予測は口に…
  • 1
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 2
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 5
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 6
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 7
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 8
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
  • 9
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
  • 10
    コストコの人気ケーキに驚きの発見...中に入っていた…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中