米雇用、10月予想大きく下回る+1.2万人 失業率4.1%で横ばい
米労働省が1日発表した10月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比1万2000人増となり、予想の11万3000人増を大幅に下回った。ケンタッキー州の臨時労働事務所で2020年6月撮影。(2024年 ロイター/Bryan Woolston/File Photo)
[ワシントン 1日 ロイター] - 米労働省が1日発表した10月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比1万2000人増となり、予想の11万3000人増を大幅に下回った。
10月はハリケーンやボーイングでのストライキの影響で労働市場が混乱した。
エコノミスト予想レンジは0から20万人増だった。
9月は22万3000人増に下方修正された。
失業率は4.1%で前月と変わらず。
10月の時間当たり平均賃金は前月比0.4%上昇、9月は0.3%上昇だった。前年比は4.0%上昇、前月は3.9%上昇だった。
雇用者数を算出する事業所調査では、毎月12日を含む調査期間中に給与を受け取らなかった労働者は失業者とカウントする。
一方、家計調査ではスト参加の労働者は雇用者としてカウントされるため、失業率は歪みの影響を受けなかった。
労働統計局によると、悪天候のために働けなかった者は休業者と分類される。