BNPパリバ、第3四半期純利益は予想と一致 投資銀行部門が堅調
10月31日、フランスの金融大手BNPパリバが発表した第3・四半期決算は、純利益が前年同期比7.8%増の28億7000万ユーロ(31億1000万ドル)となり、同社がまとめたアナリスト予想(28億6000万ユーロ)とほぼ一致した。写真はBNPパリバのロゴマーク。2月撮影(2024年 ロイター/Sarah Meyssonnier)
Mathieu Rosemain
[パリ 31日 ロイター] - フランスの金融大手BNPパリバが31日発表した第3・四半期決算は、純利益が前年同期比7.8%増の28億7000万ユーロ(31億1000万ドル)となり、同社がまとめたアナリスト予想(28億6000万ユーロ)とほぼ一致した。投資銀行部門が堅調だった。
収入は3.1%増の119億ユーロ。こちらも予想と一致した。不良債権に備えたリスク費用は7億2900万ユーロで、アナリスト予想の8億5900万ユーロを下回った。
株式・プライムサービス収入は13%増、債券・為替・コモディティー(FICC)部門は12%近い伸びを示した。
グローバルコーポレートファイナンス・アドバイザリーサービスは6%近い伸びとなった。
一方、コマーシャル・コンシューマーファイナンス部門CPBSは2.6%の減収。中古車販売価格の下落が続く中、自動車リース子会社「Arval」が不振だった。
BNPパリバの純金利収入は1.7%増だった。
2023年比で2%以上の収入伸び率、112億ユーロ以上のグループ純利益を盛り込んだ24年目標は据え置かれた。