ニュース速報
ビジネス

スイスUBS、第3四半期純利益が予想上回る 統合効果で

2024年10月30日(水)16時22分

 10月30日、スイス金融大手UBSグループが発表した第3・四半期決算は、純利益が14億ドルと、会社集計の市場予想(7億4000万ドル)を上回った。写真はUBSのロゴ。6月、スイス・ルツェルンで撮影(2024年 ロイター/Denis Balibouse)

Dave Graham

[チューリヒ 30日 ロイター] - スイス金融大手UBSグループが30日発表した第3・四半期決算は、純利益が14億ドルと、会社集計の市場予想(7億4000万ドル)を上回った。買収したクレディ・スイス・グループの顧客口座統合によるコスト削減や収入増が寄与した。

売上高は123億ドルと、コンセンサス予想の115億ドルを上回った。

セルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)は米州やアジア太平洋地域の顧客向け事業が強い勢いを保ち、収入が目覚ましく伸びたと説明。クレディ・スイスとの統合を進める上でコストや効率性の目標達成へ着実な進展を図り、リスクを抑えていると説明した。

UBSは5月にクレディ・スイスの買収を完了した。

10月にルクセンブルクと香港を対象とする顧客口座統合の第1弾を完了し、シンガポールと日本は年末までに終える予定だとした。スイスは来年行う。

市場は買収を歓迎しており、UBS株は2023年3月にクレディ・スイス買収を発表して以来、60%超上昇した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

VW、工場閉鎖を否定しなければスト実施も 労組が警

ビジネス

ドイツ経済、予想外に景気後退回避 第3四半期GDP

ビジネス

エア・カナダ、12月から中国便を拡大 加政府の対中

ワールド

ウクライナとロシア、エネルギー施設への空爆停止で協
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米大統領選と日本経済
特集:米大統領選と日本経済
2024年11月 5日/2024年11月12日号(10/29発売)

トランプ vs ハリスの結果次第で日本の金利・為替・景気はここまで変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴出! 屈辱動画がウクライナで拡散中
  • 2
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 3
    世界がいよいよ「中国を見捨てる」?...デフレ習近平政権がとった「愚かすぎる対応」とは【アニメで解説】
  • 4
    今度はフィリピンが被害に...火山灰の泥に埋まる街、…
  • 5
    カミラ王妃はなぜ、いきなり泣き出したのか?...「笑…
  • 6
    キャンピングカーに住んで半年「月40万円の節約に」…
  • 7
    「決して真似しないで」...マッターホルン山頂「細す…
  • 8
    【衝撃映像】イスラエル軍のミサイルが着弾する瞬間…
  • 9
    米供与戦車が「ロシア領内」で躍動...森に潜む敵に容…
  • 10
    プーチン自慢の防空システムBuk2とBuk3、最近強くな…
  • 1
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 2
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴出! 屈辱動画がウクライナで拡散中
  • 3
    キャンピングカーに住んで半年「月40万円の節約に」全長10メートルの生活の魅力を語る
  • 4
    ヨルダン・ラジワ皇太子妃が出産後初めて公の場へ...…
  • 5
    2027年で製造「禁止」に...蛍光灯がなくなったら一体…
  • 6
    【クイズ】次のうち、和製英語ではないものはどれ?…
  • 7
    渡り鳥の渡り、実は無駄...? 長年の定説覆す新研究
  • 8
    北朝鮮を頼って韓国を怒らせたプーチンの大誤算
  • 9
    「決して真似しないで」...マッターホルン山頂「細す…
  • 10
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶり…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 5
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 6
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 7
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 8
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 9
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
  • 10
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中