インド株の投資判断、「中立」に引き下げ 経済成長鈍化で=ゴールドマン
10月23日、米金融大手ゴールドマン・サックスはインド株の投資判断を「オーバーウエート」から「ニュートラル(中立)」に引き下げた。写真はインドのムンバイにあるインド国立証券取引所。22日撮影(2024 ロイター/Francis Mascarenhas)
[23日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスはインド株の投資判断を「オーバーウエート」から「ニュートラル(中立)」に引き下げた。インドの経済成長が鈍化し、企業の収益を圧迫しているためだという。
ゴールドマンのストラテジストは22日付のリポートで、「インドの構造的にポジティブな要因は引き続き変わらないとみているものの、経済成長は周期的に多くの分野にわたり鈍化している」との見方を示した。
また、株価が割高となっているほか、中東情勢の緊迫化を含めて国内外の支援要因が少なく、短期的にはレンジ相場になる可能性があると予想。ただ、株式への堅調な国内資金流入を踏まえ、大幅に下落する可能性は低いと見込んだ。