ニュース速報
ビジネス

政治家の発言は受け止める、日銀は物価目標実現へ最善尽くす=野口委員

2024年10月03日(木)15時55分

 10月3日、日銀の野口旭審議委員は13日午後の記者会見で、政治家の発言の背後には有権者の考えがあり、受け止めるが、日銀としては物価目標の実現に向けて最善を尽くすことしかないと述べた。3月撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Takahiko Wada

[長崎市 3日 ロイター] - 日銀の野口旭審議委員は13日午後の記者会見で、政治家の発言の背後には有権者の考えがあり、受け止めるが、日銀としては物価目標の実現に向けて最善を尽くすことしかないと述べた。石破茂首相が2日に「追加の利上げをするような環境にあるとは考えていない」と述べたことに対しては、コメントを控えた。

野口委員は「経済・物価見通しが想定通り実現していけば、極めてゆったりとした形ではあれ、金融緩和度合いを調整していく」と述べた。日本経済は、ようやく賃金・物価がともに上がらない「ゼロノルム」が克服できるのか非常に重要なポイントに差し掛かっているとの認識を示し、政策調整は「極めて慎重に行うべきだ」と指摘した。植田和男総裁が発言していた通り、「見極めに時間的余裕はある」とした。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

台風18号が台湾南西部に上陸、2人死亡 航空便欠航

ビジネス

英サービスPMI、9月改定52.4に低下 販売価格

ビジネス

独サービスPMI、9月改定値は50.6、6カ月ぶり

ビジネス

加藤財務相「共同声明に沿い日銀と連携」、植田総裁・
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:大谷の偉業
特集:大谷の偉業
2024年10月 8日号(10/ 1発売)

ドジャース地区優勝と初の「50-50」を達成した大谷翔平をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 3
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声! でも終わったあとは「逃げられてる?」
  • 4
    【独占インタビュー】ロバーツ監督が目撃、大谷翔平…
  • 5
    8日間のはずが8カ月に...宇宙飛行士の「足止め騒動」…
  • 6
    サッカーユニから胸を「まる出し」、下は穿かず...人…
  • 7
    アメリカに移住しても日本に留学しても......中国人…
  • 8
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 9
    アラスカ上空でロシア軍機がF16の後方死角からパッシ…
  • 10
    年収600万円、消費者金融の仕事は悪くなかったが、債…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 3
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ日本の伝統文化? カギは大手メディアが仕掛ける「伝検」
  • 4
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 5
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
  • 6
    ワーテルローの戦い、発掘で見つかった大量の切断さ…
  • 7
    白米が玄米よりもヘルシーに
  • 8
    中国で牛乳受難、国家推奨にもかかわらず消費者はそ…
  • 9
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 10
    【クイズ】「バッハ(Bach)」はドイツ語でどういう…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 3
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 4
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 5
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 6
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 7
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 8
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組…
  • 9
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 10
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中