台湾、台風接近で航空便が連日欠航 金融市場取引も停止

　台湾では台風１８号（クラトン）の接近に備えて３日、航空便が数百便欠航となり、金融市場の取引も停止している。高雄で撮影（２０２４年　ロイター／Ann Wang）

Yimou Lee　Fabian Hamacher　Ann Wang

[台湾・高雄 ３日 ロイター] - 台湾では台風１８号（クラトン）の接近に備えて３日、航空便が数百便欠航となり、金融市場の取引も停止している。

クラトンによってこれまで２人が死亡している。クラトンはカテゴリー２の台風として南西部の主要港湾都市、高雄に昼過ぎに上陸すると予想されている。政府は高潮や豪雨への警戒を呼びかけている。

国内線は２日連続で全便が欠航、国際線も２３６便が欠航となっている。南北高速鉄道は台湾中部から南部への運行を夕方まで見合わせている。金融市場も２日連続で休場となっている。

台風は速度を落として台湾西部を進んでおり、４日遅くには熱帯低気圧へと勢力を弱め、首都台北に到達すると予想されている。