EU、TikTokなどに情報提出要請 違法コンテンツ対策巡り
欧州連合(EU)は10月2日、ユーチューブ、スナップチャット、TikTok(ティックトック)に対し、コンテンツのアルゴリズムに関する情報を提出するよう求めた。2021年7月撮影のイメージ写真(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[パリ 2日 ロイター] - 欧州連合(EU)は2日、ユーチューブ、スナップチャット、TikTok(ティックトック)に対し、コンテンツのアルゴリズムに関する情報を提出するよう求めた。
ユーザーにコンテンツを薦める際にアルゴリズムが使用するパラメーターと、それらが選挙やメンタルヘルス、未成年者保護などに関連するシステミックリスクを増幅させる役割について情報を求めた。
デジタルサービス法(DSA)に基づく要請で、各プラットフォームのお薦め機能が違法薬物やヘイトスピーチ(憎悪表現)の助長など違法コンテンツの拡散に及ぼす影響を緩和するため、各社がどのような対策を取っているかについても情報を求めた。
TikTokに対してはさらに、悪質業者がアプリを操作するのを防いだり、選挙や市民の言論に関連するリスクを軽減したりするために講じている対策についても情報を求めたという。
各社は11月15日までに情報を提出する必要がある。欧州委員会はその後、対応を決定する方針で、制裁金が含まれる可能性もある。
DSAはテック大手に違法・有害コンテンツへの対応強化を義務付けている。