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中国の消費者信頼感の危機打開が最も重要=独メルセデスCEO
2024年10月03日(木)12時12分
10月2日、ドイツ高級車大手メルセデス・ベンツのオラ・ケレニウス最高経営責任者(CEO、写真)は、中国の消費者信頼感の危機を打開することが同社にとって短・中期的に最も重要になっているとの見解を示した。写真はドイツのジンデルフィンゲンで3月撮影(2024 ロイター/Wolfgang Rattay)
[ベルリン 2日 ロイター] - ドイツ高級車大手メルセデス・ベンツのオラ・ケレニウス最高経営責任者(CEO)は、中国の消費者信頼感の危機を打開することが同社にとって短・中期的に最も重要になっているとの見解を示した。自動車市場は「ダーウィン的弱肉強食の世界」になっているとも指摘した。
ベルリンで開催されたイベント「グローバル・ダイアログ」で発言した。
ケレニウス氏は、中国で起きている電気自動車(EV)分野の統合は「キャッシュバーン(現金燃焼)と価値破壊」につながり、高級車メーカーに影響を及ぼしていると言及。その上で「神経を制御し、投資を続け、弱肉強食の戦いの終わりに残った戦闘員の1人にならなければならない」と訴えた。