最新記事
中東

イスラエル軍がベイルート中心部空爆、6人死亡・7人負傷

2024年10月3日(木)11時11分
ベイルート上空の炎と煙

イスラエル軍は3日未明、レバノンの首都ベイルート中心部を空爆した。レバノン保健当局によると、少なくとも6人が死亡、7人が負傷した。写真は同日、ベイルート上空の炎と煙(2024年 ロイター/Amr Abdallah Dalsh)

イスラエル軍は3日未明、レバノンの首都ベイルート中心部を空爆した。レバノン保健当局によると、少なくとも6人が死亡、7人が負傷した。

イスラエルはベイルートに正確な空爆を実施したと発表した。ロイターの記者は大きな爆発音を聞いた。治安筋によると、中心部の国会議事堂に近い地区の建物が標的だという。

レバノンのワッツアップグループで出回った写真には1階部分が燃えている激しく損壊した建物が写っていたが、ロイターは検証できていない。

レバノンの治安当局によると、親イラン武装組織ヒズボラの指導者ナスララ師が先週殺害されたベイルート南部の郊外ダヒエにもミサイル3発が直撃し、大きな爆発音が聞こえた。南部の郊外は2日にイスラエルによる空爆を十数回受けた。

イスラエルは2日、レバノン南部での地上戦で8人の兵士が死亡したと発表した。ヒズボラとのレバノン戦線で過去1年で最も多くの死者が出た日となった。

ヒズボラは戦闘員がレバノン国内でイスラエル軍と交戦したと述べ、今週初めにイスラエル軍が越境して以降初めて、地上戦について報告した。

ヒズボラは、国境付近でイスラエルの「メルカバ」戦車3両をロケット弾で破壊したと述べた。

レバノン保健省によると、イスラエル軍の空爆により、レバノン南部と中部で過去24時間に少なくとも46人が死亡した。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

20241126issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、FDA長官に外科医マカリー氏指名 過剰

ワールド

トランプ氏、安保副補佐官に元北朝鮮担当ウォン氏を起

ワールド

トランプ氏、ウクライナ戦争終結へ特使検討、グレネル

ビジネス

米財務長官にベッセント氏、不透明感払拭で国債回復に
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでいない」の証言...「不都合な真実」見てしまった軍人の運命
  • 4
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 5
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 6
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 7
    プーチンはもう2週間行方不明!? クレムリン公式「動…
  • 8
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 9
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 10
    NewJeans生みの親ミン・ヒジン、インスタフォローをす…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 4
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 5
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 8
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 9
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 10
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 10
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中