ニュース速報
ビジネス

ユーロ圏での銀行統合、障害無くすため措置講じる=ECB高官

2024年10月03日(木)09時58分

 イタリアの大手銀行ウニクレディトがドイツのコメルツ銀行の株式の追加取得を目指していることに関して、欧州中央銀行(ECB)で政策を担うクラウディア・ブッフ氏は10月2日、ユーロ圏における国境を越えた金融機関の統合に対する障害を取り除くため、ECBは「あらゆる措置」を講じると述べた。7月18日、フランクフルトのECB本部で撮影(2024年 ロイター/Jana Rodenbusch)

[リガ 2日 ロイター] - イタリアの大手銀行ウニクレディトがドイツのコメルツ銀行の株式の追加取得を目指していることに関して、欧州中央銀行(ECB)で政策を担うクラウディア・ブッフ氏は2日、ユーロ圏における国境を越えた金融機関の統合に対する障害を取り除くため、ECBは「あらゆる措置」を講じると述べた。

ユーロ圏の最高監督機関であるECBは、イタリア第2位の銀行ウニクレディトがドイツの競合銀行であるコメルツ銀行の株式を約30%取得できるかどうかについて最終決定権を持つ。

ブッフ氏はECBの方針に従い、どちらの銀行にも言及しなかったが、同氏の発言はECBがこうした取引を支持していることを示している。

同氏はリガで開かれた会議で「我々が監督下でできることは、国境を越えた統合の妨げになるものではない」と説明した。

「国境を越えた活動が妨げられないようにするために我々の権限内でできることは何でも確実に実行している」と強調した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米フォード、第3四半期の販売台数が微増

ワールド

中国、「緊急措置」を安保理に訴え 中東情勢緊迫化で

ビジネス

中国の消費者信頼感の危機打開が最も重要=独メルセデ

ビジネス

午前の日経平均は反発、円安が支援 チャートは気迷い
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:大谷の偉業
特集:大谷の偉業
2024年10月 8日号(10/ 1発売)

ドジャース地区優勝と初の「50-50」を達成した大谷翔平をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 3
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声! でも終わったあとは「逃げられてる?」
  • 4
    【独占インタビュー】ロバーツ監督が目撃、大谷翔平…
  • 5
    8日間のはずが8カ月に...宇宙飛行士の「足止め騒動」…
  • 6
    アメリカに移住しても日本に留学しても......中国人…
  • 7
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 8
    【クイズ】「愛人」は中国語でどういう意味?
  • 9
    サッカーユニから胸を「まる出し」、下は穿かず...人…
  • 10
    アラスカ上空でロシア軍機がF16の後方死角からパッシ…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ日本の伝統文化? カギは大手メディアが仕掛ける「伝検」
  • 3
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 4
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 5
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
  • 6
    ワーテルローの戦い、発掘で見つかった大量の切断さ…
  • 7
    白米が玄米よりもヘルシーに
  • 8
    中国で牛乳受難、国家推奨にもかかわらず消費者はそ…
  • 9
    【クイズ】「バッハ(Bach)」はドイツ語でどういう…
  • 10
    欧州でも「世紀の豪雨」が町を破壊した...100年に1度…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 3
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン」がロシア陣地を襲う衝撃シーン
  • 4
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 5
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「…
  • 6
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 7
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 8
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組…
  • 9
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 10
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中