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中国株式市場の活性化、国内の景気回復に寄与=中国証券報

2024年09月30日(月)12時05分

 9月30日、中国政府系の中国証券報は、中国の株式市場を活性化させ、投資家の信頼感を高めることが国内経済の回復につながるとの見方を示した。写真は中国の上海証券取引所で2020年2月撮影(2024 ロイター/Aly Song)

[上海 30日 ロイター] - 中国政府系の中国証券報は30日、中国の株式市場を活性化させ、投資家の信頼感を高めることが国内経済の回復につながるとの見方を示した。

中国当局が一連の景気刺激策を打ち出したことから、中国株式市場は先週、2008年以来最高のパフォーマンスを記録した1週間となった。

中国証券報は社説で、資本市場はマクロ経済の「バロメーター」であるだけでなく、投資家心理の「体温計」でもあると指摘。「市場を活性化させることは、信頼感を高め、経済への期待を高めるための重要な突破口だ」とした。

不動産危機や消費低迷、地政学的緊張の影響を背景とした景気低迷により、中国株はここ何年もの間世界市場をアンダーパフォームしてきた。

中国証券報は「投資家は国内外のリスクを警戒し、株式市場の低迷を招いた。消費者心理はマイナスのループに落ち込んだ」と指摘した。

今後さらに政策が発表されれば、信頼感はさらに強固なものとなり、家計のバランスシートは改善し、景気回復の一助になるとの見方を示した。

ロイター
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