日鉄副会長、米政府高官と面会へ USスチール買収巡り=英紙
日本製鉄の森高弘副会長がUSスチール買収計画を巡り、9月11日にワシントンで米政府高官と会談すると英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が複数の関係者の話として10日に報じた。2019年9月、ミシガン州にあるUSスチールの工場で撮影(2024年 ロイター/Rebecca Cook)
[10日 ロイター] - 日本製鉄の森高弘副会長がUSスチール買収計画を巡り、11日にワシントンで米政府高官と会談すると英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が複数の関係者の話として10日に報じた。
同紙によると、森氏は買収計画を審査している対米外国投資委員会(CFIUS)に関わる複数の高官らと面会する。
日鉄、ホワイトハウス、米財務省はロイターのコメント要請に現時点で応じていない。
CFIUSは、日鉄とUSスチールの合併は重要な輸送、建設、農業プロジェクトに必要な鉄鋼の供給に打撃を与える可能性があり、国家安全保障上のリスクをもたらすと指摘している。
大統領選の民主党候補ハリス副大統領はUSスチールが「米国で所有・運営される」企業であり続けるべきだとの見解を示している。
共和党候補のトランプ前大統領は自身が当選すれば、買収を阻止すると表明している。