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米イーライリリー、遺伝子医薬品開発でAI特化新興企業と提携

2024年09月06日(金)13時24分

 米製薬大手イーライリリーは、人工知能(AI)に特化した遺伝子医薬品会社ジェネティック・リープと、医薬品開発に向けた共同研究契約を締結した。ジェネティック・リープが5日発表した。写真はイーライリリーのロゴ。米カリフォルニア州サンディエゴの同社オフィスで2020年9月撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)

[5日 ロイター] - 米製薬大手イーライリリーは、人工知能(AI)に特化した遺伝子医薬品会社ジェネティック・リープと、医薬品開発に向けた共同研究契約を締結した。ジェネティック・リープが5日発表した。

この契約の下、ジェネティック・リーブは前払い金と目標達成に応じたマイルストーン収入合わせて最大4億0900万ドルのほか、売上高に応じた段階的ロイヤルティーを受け取る。

イーライリリーは、リボ核酸(RNA)ベースの医薬品開発でジェネティック・リープ独自のAIプラットフォームを利用できるようになる。

イーライリリーのウェブサイトによると、遺伝子医薬品は同社が開発している医薬品候補の25%以上を占めている。

大手製薬各社に広がっているのは、新薬の発見、臨床試験のための患者探し、医薬品の試験に必要な人員の削減のための実験的なAI利用だ。

イーライリリーは6月、薬剤耐性菌の治療に使用できる抗菌薬の開発に向け、米新興企業オープンAIと提携した。

仏同業サノフィも5月、自社の医薬品開発プロジェクト用のAIモデルを開発するためにオープンAIと協力すると発表している。

ロイター
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