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コロナワクチン特許訴訟、ファイザーとモデルナともに一部勝訴

2024年07月02日(火)19時53分

新型コロナウイルス用ワクチン開発の鍵となるメッセンジャーRNA(mRNA)技術を巡り米ファイザーと独ビオンテックが米モデルナと争っていた裁判で英ロンドンの高等法院(高裁)は2日、モデルナの2件の特許のうち1件が無効でもう1件は有効との判断を示した。両社のワクチン、2021年撮影。(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration/File Photo)

(見出しに語句を追加しました)

[ロンドン 2日 ロイター] - 新型コロナウイルス用ワクチン開発の鍵となるメッセンジャーRNA(mRNA)技術を巡り米ファイザーと独ビオンテックが米モデルナと争っていた裁判で英ロンドンの高等法院(高裁)は2日、モデルナの2件の特許のうち1件が無効でもう1件は有効との判断を示した。

ファイザーとビオンテックは2022年9月、モデルナの2件の特許の取り消しを求めて高等法院に提訴した。数日後にモデルナは自社の特許が侵害されたと反訴した。ドイツ、オランダ、米国などでも係争中。

英高等法院は、mRNA技術に関するモデルナの2件の特許のうち1件を無効とする一方、もう1件は有効でファイザー・ビオンテック製ワクチンが特許を侵害していると指摘した。

ファイザーとビオンテックは、1件について特許侵害と判断されたことを不服とし上訴する方針を示した。ワクチンは契約や計画にのっとり生産と供給を継続するとした。

モデルナの広報は、裁判所が2件の特許のうち1件の有効性と侵害を認定し、同社科学者の革新性が認められたは喜ばしいと述べた。その上で、判決には同意できない内容もあり、上訴の際にそれに対処することを検討するとした。

ロイター
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