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米国株は反発、AT&Tやベライゾン買われる

2016年07月23日(土)07時34分

 7月22日、米国株式市場は反発。S&Pは終値の過去最高値を更新した(2016年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米国株式市場は反発して取引を終えた。S&Pは終値の過去最高値を更新した。通信大手のAT&Tやベライゾン・コミュニケーションが買われた。

決算が好感されたAT&Tは1.4%値上がりした。

ベライゾンは1.3%高。米インターネット検索大手ヤフーの中核事業売却先としてベライゾンが最有力とのロイター通信の報道が材料視された。ヤフーも1.4%高となった。

S&Pの主要10部門すべてが値上がりした。中でも公益事業株<.SPLRCU>と電気通信サービス株<.SPLRCL>の上昇が著しかった。ともに高配当のディフェンシブ株であり、今年の相場を押し上げている分野だ。

一方、複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)は1.6%の下落。石油やガス、輸送機器の需要が弱かったとの発表が嫌気された。競合のハネウェル・インターナショナルも2.6%安となった。通期の売り上げ見通しを引き下げたことが重しとなった。

今週発表が始まった第2・四半期決算は、S&P500種の構成企業の利益は3%減となることが見込まれている。7月初めの予想である4.5%減からは上方修正された。主要なテクノロジー企業を含むS&P500種構成銘柄の約4割が来週に決算を発する。

米取引所の合算出来高は約56億株で、直近20営業日の平均である75億株を下回った。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ銘柄が下げ銘柄を上回り、比率は2.01対1だった。ナスダックも1.88対1で上げが下げを上回った。

ロイター
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