コラム
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

藤崎剛人

(ふじさき・まさと) 批評家、非常勤講師
1982年生まれ。東京大学総合文化研究科単位取得退学。専門は思想史。特にカール・シュミットの公法思想を研究。『ユリイカ』、『現代思想』などにも寄稿。訳書にラインハルト・メーリング『カール・シュミット入門 ―― 思想・状況・人物像』(書肆心水、2022年)など。
X ID:@hokusyu1982

現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

「報道が目を光らせなければ、国家は国民を虐げる」──映画『コレクティブ 国家の嘘』の教訓

<一度は腐敗した政権を転覆できたルーマニア市民が、選挙で再び腐敗政党を勝たせてしまったのはなぜか。総選挙前に観るべき映画> 2021年アカデ

2021.09.28
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

反共イデオロギーが日本政治をダメにする──八代弁護士『ひるおび!』発言が悪質な理由

<「暴力的な革命」の党というデマは、日本共産党が立憲民主党などと野党共闘を組んだタイミングを受けたもので意図的だ> 9月10日、TBSの番組

2021.09.14
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

たとえ菅が辞めようと、臨時国会を開かない自民党には政権を任せられない

<自民党は安倍政権のときから国会のチェックを受けることから逃げ続け、憲法の義務である臨時国会を開くことも拒んだ。今日のコロナ感染爆発を招いた

2021.09.03
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

タリバンを野蛮と切り捨てる危うさ

<女性抑圧や手を切り落とす刑罰などおぞましい因習をもつタリバンを、人々はなぜアメリカより支持するのか> アメリカ軍やその他のNATO軍が撤退

2021.08.24
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

DaiGo炎上問題、「問題提起」だろうと「個人の感想」だろうと許されない意見はある

<すべての人に生存権があることは正当化も否定もできない大前提の価値の1つだ。「無敵」のインフルエンサーが世論に迎合してそれに異を唱えれば、待

2021.08.15
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

自宅療養で人々を見殺しにすると決めた菅首相

<菅政権は全力で国民の生命を救おうとはしていない。何もしなくても「政権は安泰」と高を括っているからだ> 8月2日、政府は新型コロナウイルスで

2021.08.04
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

東京五輪は始まる前から失敗していた

<開会式直前のドタバタ解任劇までの数々の不祥事、責任を取らない組織委員会、ブルーインパルスの失敗を成功のように扱うメディア、「安心安全」の嘘

2021.07.24
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

「目の前の試合をやることしかできない」?──アスリートも例外ではない「現場プロフェッショナルロマン主義」の罪

<コロナ感染爆発のただ中で、感染対策もザルだらけのまま、オリンピックを開催することになったのは選手の責任でもある> 7月6日、体操の内村航平

2021.07.15
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

都議会選で自民党を大敗から救ってやったキミへ

<コロナ、失業、五輪強行と不満だらけのはずなのに、若い世代は相変わらず投票に行かず、政治家にも舐められっぱなしだ> 7月4日に行われた東京都

2021.07.09
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

選択的夫婦別姓を認められない日本の何が問題か

<懐古趣味の保守派が他人の選択にまで反対し続ければ、少子化や介護など新しい家族の形を求める現実のニーズに追いつけないまま社会は疲弊する> 6

2021.07.02
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特集:超解説 トランプ2.0
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2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

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