コラム
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

茜 灯里

作家・科学ジャーナリスト/博士(理学)・獣医師。東京生まれ。東京大学理学部地球惑星物理学科、同農学部獣医学専修卒業、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。朝日新聞記者、大学教員などを経て第 24 回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞。小説に『馬疫』(2021 年、光文社)、ノンフィクションに『地球にじいろ図鑑』(2023年、化学同人)、ニューズウィーク日本版ウェブの本連載をまとめた『ビジネス教養としての最新科学トピックス』(2023年、集英社インターナショナル)がある。分担執筆に『ニュートリノ』(2003 年、東京大学出版会)、『科学ジャーナリストの手法』(2007 年、化学同人)など。

サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

注射するだけで避妊効果、手術は不要──ネコの遺伝子治療成功の意義と問題点

<メスネコに注射するだけで長期間の避妊効果が得られる新たな方法が開発された。遺伝子治療による避妊法をネコに施すことで期待できる3つの保護効果

2023.06.13
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

若田光一宇宙飛行士に聞く宇宙視点のSDGs「宇宙ゴミ処理は日本がリードできる分野」

<5度目となった今回の宇宙飛行で「デブリが増えていることを実感した」と若田宇宙飛行士は語る。宇宙環境を守りながら開発するにはどうすればよいか

2023.06.07
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

若田光一宇宙飛行士に聞く宇宙視点のSDGs「宇宙船地球号は大きくて、我々は楽観視してきた」

<宇宙開発事業は、地球のSDGsにどのように関わっているのか。その具体的事例と、宇宙から地球を見たことで変化したという「地球と人との共存共栄

2023.06.06
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

カーレーサーはレース中、きまって「ある場所」でまばたきしていることが明らかに

<乾燥から目を守るためにヒトは3秒に1回の頻度でまばたきをしているが、最近の研究では「発生頻度は、精神状態によって大きく変化する」という指摘

2023.05.30
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

インプラント不要、ヒトの脳内思考を読み取ってAIで文章化する方法が開発される

<他人に思考が覗かれてしまう──そう聞けばディストピア小説のようだが、意思疎通のできない患者の要望を探ったり、犯罪を未然に防ぐことにも応用で

2023.05.24
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

若々しさを保つ「テロメア」は延命効果よりがんリスクの方が高い?

<米ジョンズ・ホプキンス大医学部の研究者たちが長いテロメアを持つ人たちの健康状態を調査したところ、毛髪などの若々しさが保たれていた反面、一般

2023.05.16
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

バイオ3Dプリンターで指の神経再生に成功 臓器移植にアンチエイジング、代替肉での活用も常識に?

<京大病院の研究チームは、指や手首の神経を損傷した患者自身の細胞からバイオ3Dプリンターを使って神経導管を作製し、それを移植することで患部の

2023.05.10
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

5類引き下げ前におさらいする、新型コロナのこれまでとこれから

<5月8日から感染法上の分類が季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられる新型コロナウイルス。流行が始まって3年が経過した今、3つのト

2023.05.02
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

月面重力下では筋の質が変わる──宇宙マウス実験の恩恵は一般の人にも?

<JAXAと筑波大などの研究チームは、ISSでマウスを3種類の重力環境下で1カ月間育てる実験を実施。ヒラメ筋の量と質の変化を解析した結果、初

2023.04.25
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

学習時間より成績に影響... コロナ禍で「勉強のやり方」が分からない子どもが7割に?

<「子どもの生活と学びに関する親子調査」の内容から、コロナ禍が子どもの学習状況に及ぼした影響、成績優秀者の勉強法を読み解く。自分に合った勉強

2023.04.18
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特集:ウクライナが停戦する日
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2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

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