モバイル端末の日常的な利用で、鉛筆を握れない子どもが増えている
2018年3月1日(木)17時20分
英ハンドライティング協会(NHA)の副会長メリッサ・プランティ氏は、デジタルテクノロジーの利用過多によって、手書きスキルの習得の遅い子どもが増えるのではないかと懸念しており、英紙ガーディアンの記事において「それぞれの子どもたちの手書きスキルをどのように向上させるかが極めて個人的なものになっているのは問題だ」と指摘している。
初等教育の現場では、手書きスキルの学習を改めて重視する動きもみられる。米国では、フロリダ州やアラバマ州のほか、ニューヨーク市でも、一時は小学校のカリキュラムから削除されていた筆記体の書き方が復活した。
テクノロジーの進化と普及によって、子どもたちが成長していく世界が変化すること自体を拒むことはできないが、科学的なアプローチからの研究を含め、様々な観点から、デジタルテクノロジーが子どもたちにどのような影響を与えているのか、明らかにしていくべきことがまだまだありそうだ。
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