アップル、四半期業績が予想上回る 新型iPhone販売好調
米アップルが10月31日発表した第4・四半期(9月28日まで)決算は、売上高と一時的費用を除く利益が市場予想を上回った。写真は同社製のアップルウォッチ。9月9日、カリフォルニア州で撮影(2024年 ロイター/Manuel Orbegozo)
[31日 ロイター] - 米アップルが31日発表した第4・四半期(9月28日まで)決算は、売上高と一時的費用を除く利益が市場予想を上回った。9月に発売された新型iPhone16の好調な販売が追い風となった。
売上高は949億3000万ドルで、LSEGのまとめたアナリスト予想の945億8000万ドルを上回った。
1株当たり利益は、欧州連合(EU)の一時的な巨額追徴税を除くベースで1.64ドルと、市場予想の1.60ドルを上回った。追徴税に絡む費用を含めると、1株利益は0.97ドルだった。
iPhoneの売上高は5.5%増の462億2000万ドル。市場予想は454億7000万ドルだった。
iPhone16の発売は9月20日に始まったため、決算に反映されている売り上げは数日分のみ。ただ、ティム・クック最高経営責任者(CEO)はロイターに対し、iPhone16の販売が前年のiPhone15よりも速いペースになっており、同四半期の販売日数も同じだったと語った。
中国での売上高は150億3000万ドルと、1%未満の小幅な減少にとどまった。ビジブル・アルファのデータによると、市場では157億8000万ドルと予想されていた。