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「人工肉」最大手のビヨンド・ミート、人気急上昇中だが危惧する声も

NEXT BITCOIN SENSATION?

2019年8月8日(木)11時55分
ケビン・ビリングズ

肉を使わずに「肉を超えた」 SHANNON STAPLETON-REUTERS

<植物由来の代替肉メーカーとして唯一の上場企業であるビヨンド・ミート社だが......>

植物由来の「代替肉」を製造販売する米ビヨンド・ミート社の株価は、5月の新規株式公開(IPO)から上昇を続けてきた。しかし市場には、過大評価でバブルが弾けたビットコインの二の舞いにならないかと危惧する声がある。

ビヨンド・ミートの4~6月期の売上高は、前年同期の3倍近い6730万ドル。急成長する代替肉市場の最大手に位置する。この市場では、植物肉を使う商品を提供するインポッシブル・フーズ社も人気上昇中だ。

ビヨンド・ミートは2009年にロサンゼルスで創業。IPOの売り出し価格は25ドルで、7月26日に約239ドルの最高値を付けた。ダンキン・ブランズ・グループとの提携も好感されている。

植物由来の代替肉メーカーとしては唯一の上場企業だ。インポッシブル・フーズは上場する兆しがない。だが、代替肉人気に便乗しようという大手タイソン・フーズなどとの競争にさらされる日は近い。

ただ、IPOから間もないのに経営陣などの保有株売り出しを発表したことで、株価は7月末に急落。また勢いを取り戻せるか、まだまだ目が離せない。

<2019年8月13&20日号掲載>

【参考記事】「死のない肉」クォーンが急成長 人工肉市場がアツい
【参考記事】精肉vs人工肉 スーパーで密かに進む売り場の陣取り合戦

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※8月13&20日号(8月6日発売)は、「パックンのお笑い国際情勢入門」特集。お笑い芸人の政治的発言が問題視される日本。なぜダメなのか、不健全じゃないのか。ハーバード大卒のお笑い芸人、パックンがお笑い文化をマジメに研究! 日本人が知らなかった政治の見方をお届けします。目からウロコ、鼻からミルクの「危険人物図鑑」や、在日外国人4人による「世界のお笑い研究」座談会も。どうぞお楽しみください。

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