最新記事
朝鮮半島

トランプが「核保有国」北朝鮮に超音速爆撃機B1Bを展開し、示威飛行。強い反発必至

Trump Sends US Bombers to South Korea in New Warning to North's Kim

2025年4月17日(木)17時17分
ライアン・チャン
韓国上空で編隊飛行をするB1B爆撃機2機(中央)とF16、F35A

韓国上空で編隊飛行をするB1B爆撃機2機(中央)とF16、F35A(4月15日)South Korean Air Force

<北朝鮮の非核化を求めてきたトランプが北朝鮮に送った警告のメッセージ>

アメリカのドナルド・トランプ大統領は4月15日、韓国上空での合同軍事演習に米軍の超音速爆撃機2機を派遣、北朝鮮に対して新たな警告を発した。

【動画】米韓戦闘機と共に演習に参加したB1B超音速爆撃機

北朝鮮は、核兵器を保有する世界9カ国のうちの1つで、2006年に初の核実験を実施。現在およそ50発の核弾頭を保有していると推定されている。核戦力の増強は、金正恩総書記が体制の正当性を確立する上での重要な柱だ。

トランプは大統領1期目の間に金正恩と3回の首脳会談を行い、引き続き北朝鮮の「完全な非核化」を目指している。米軍と韓国軍は合同軍事演習を継続しており、北朝鮮はこれを「戦争の予行演習」と非難している。

在韓米軍第7空軍によれば15日、米軍のB1B爆撃機2機が韓国西部の上空で行われた米韓合同軍事演習に参加。米軍のF16戦闘機2機および韓国のF35Aステルス戦闘機2機と共に空中訓練を行った。

B1B爆撃機(通称「ランサー」)は、アメリカ空軍が保有する中で最大の通常兵器搭載量を誇り、爆弾とミサイルを合わせて最大約34トンまで搭載可能。大陸間飛行が可能で、音速を超えるマッハ1.2での飛行性能を持つ。

ビジネス
栄養価の高い「どじょう」を休耕田で養殖し、来たるべき日本の食糧危機に立ち向かう
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米雇用統計、4月予想上回る17.7万人増 失業率4

ワールド

ドイツ情報機関、極右政党AfDを「過激派」に指定

ビジネス

ユーロ圏CPI、4月はサービス上昇でコア加速 6月

ワールド

ガザ支援の民間船舶に無人機攻撃、NGOはイスラエル
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
メールアドレス

ご登録は会員規約に同意するものと見なします。

人気ランキング
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 8
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が…
  • 9
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 10
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中