トランプに今週3つの審判―― 就任後初の重要選挙2つと、世界が固唾を飲んで見守る高関税からの「解放の日」
Donald Trump Faces Pivotal Week: What to Expect
いずれの選挙区も共和党の地盤だが、民主党は資金調達が順調であることを根拠に、今回の選挙が2024年11月の選挙よりも僅差での争いになると見ている。世論調査では共和党の候補者が優勢とされているが、予想以上の接戦となれば、トランプ政権の政策に対する支持が失われつつある証拠だと見なされる可能性がある。
ファイン陣営の報道官であるブライアン・ピリグラは3月下旬に本誌に対して、「重要なのは共和党が団結して急進的な民主党を打ち負かすことだけだ」と主張。「4月1日の選挙ではファインが勝利するだろう。トランプ政権の政策が強力なものであり、米国民が彼に信頼を寄せていることがその理由だ」と述べていた。
同じ日にウィスコンシン州では、保守派のブラッド・シメル(現ウォーケシャ郡判事)とリベラル派のスーザン・クロフォード(現デーン郡判事)が同州最高裁判事の空席を争う選挙が実施される。選挙結果は現在4対3でリベラル派判事が優勢となっているウィスコンシン州最高裁の勢力バランスを変えることになる可能性がある。
ウィスコンシン州最高裁には今後、中絶の権利、労働者の権利、州議会選挙の区割りや2026年の米中間選挙、2028年の米大統領選挙にも影響を及ぼす可能性がある投票ルールについての裁判が持ち込まれる見通しだ。同州最高裁の構成が激戦州ウィスコンシン州の今後の選挙関連の訴訟にも影響を及ぼす可能性があることを考えると、今回の選挙は2期目のトランプ政権にとってこれまでで最も重要な選挙の一つだ。