ハマス奇襲以来でイスラエルの最も悲痛な日── 拉致された乳幼児、遺体で帰還 停戦はもつか
Hamas to release bodies of Bibas Brothers, youngest hostages taken on Oct 7
クフィルとアリエルの祖父であるエリ・ビバスは、1月18日のクフィルの2歳の誕生日を前に記者会見で次のように述べた。「彼らが拉致されてから既に1年と3カ月。私は不確実さと恐怖に満ち、何もできない無力感の中で暮らしてきた。この数週間はとりわけ大きな衝撃や痛みを感じてきた。停戦交渉をめぐる噂やニュース、半端な真実や嘘の海に溺れないよう努め、楽観的なニュースにすがらないよう心がけてきた。そんな中、土曜日にはクフィルが捕われの身のまま2歳の誕生日を迎えようとしている」
シリ・ビバスのいとこのジミー・ミラーはイスラエルのニュースサイト「JNS」に対して、次のように述べた。「彼らについては何も知らない。毎日ガザで兵士たちが殺されているこの状況、そして人質たちの置かれている苦しい状況を思うととても悲しい。クフィルの誕生日に思いを馳せ、今後数日のうちにいい知らせが届くことを願っている。今後何かいいことがあるはずだとまだ信じているが、彼らが拉致されてから1年が経過しており、何を期待すべきか分からない」
20日、ハマスはイスラエルに4人の遺体を引き渡した。「人質・行方不明者家族フォーラム」はプレスリリースの中で、「(検死と身元の特定を含め)最終的な確認があるまで、われわれの旅は終わらない」と述べた。
停戦がこの悲劇を乗り越えられるなら、22日には存命している人質6人も解放される予定だ。