欧州が独力で「ウクライナ平和維持は困難」...アメリカの支援見込めず苦境に
派兵すれば、欧州はロシアと直接対決するリスクが高まる。また欧州はウクライナへの提供によって兵器の備蓄が枯渇している上、主要任務では米国の支援に大きく依存してきただけに、派兵すれば戦力が限界に達しかねない。
スターマー英首相は17日、ウクライナに軍を派遣する意思はあるが、米国の「後ろ盾」も必要だと述べた。
欧州の派兵によりNATOは弱体化するか
専門家は、ウクライナに大規模な欧州軍を展開すれば、拡大が予想されるロシアからの脅威に対するNATOの防衛力が弱まりかねないと警告している。戦闘が終結すれば、ロシアは軍備を急速に補充することが可能になる。
また、冷戦終結後に比較的平和な数十年が続いたことで、欧州は即応態勢を十分強化できていない。その欧州が、特にロシアおよびベラルーシとの2000キロ以上に及ぶコンタクトライン(接触線)を保護するよう求められた場合、即戦力となる兵力を十分かつ迅速に調達できるかについては疑問の声がある。
ドイツのシンクタンク、SWPのアナリスト、クラウディア・メイジャー氏は17日、ドイツの公共放送で、平和維持部隊にはウクライナ軍を含め4万人から15万人の兵力が必要になる見通しで、欧州単独で編成するのはほぼ不可能だと語った。
メイジャー氏が共同執筆した調査報告書によると、NATOが1999年に派遣したコソボ平和維持部隊は当初の規模が4万8000人規模で、1万1000平方キロの土地を守っていた。ウクライナの面積はその約55倍だ。
同氏は「欧州は自らの防衛力、あるいは例えばバルト諸国で計画している防衛力を弱めない限り、そうした規模の部隊を現時点で有していない」と述べた。
「同時に、偵察、防空、標的設定の分野において欧州には重要な能力が欠如しており、十分な能力を備えているのは米国だけだ」という。
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