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「ウクライナに残りたい...」捕虜となった北朝鮮兵が「顔出し」で語る衝撃映像をゼレンスキー大統領が公開

Russia Loses 3000 More North Koreans as Zelensky Airs POW Video

2025年1月16日(木)16時28分
イザベル・バンブルーゲン

北朝鮮兵はウクライナ軍の捕虜にならないよう、自決を求められているとNISは指摘する。

ゼレンスキーによると、ウクライナ軍はロシアの国境地域に位置するクルスク州で1月9日に北朝鮮兵2人を捕らえた。ロシアで戦争捕虜となったウクライナ人の解放と引き換えに、2人を引き渡す用意があるとしている。

ウクライナの情報機関は1月11日、この男性2人が「予備的な捜査のため」首都キーウに連行され、「国際法の要件を満たす適切な状況で」拘束されていると発表した。

動画の中で、捕虜となった2人の男性は朝鮮語を話し、自分たちが北朝鮮の現役兵であることを認めている様子だった。

ウクライナのゼレンスキー大統領はX(旧Twitter)にこう書き込んだ。

「最初の兵士に加えて、北朝鮮の兵士の拘束は間違いなく増える。我が軍がほかの兵士を捕らえるのは時間の問題だ。ロシア軍が北朝鮮からの軍事支援に依存していることは、疑う余地がなくなった」

「プーチンは3年前、NATOに最後通告を突きつけて歴史を書き換える試みを始めた。だが今や、平壌からの軍事支援なしには対応できなくなった」

「もしも金正恩が、ロシアで捕虜となっている我々の戦士たちとの交換を取りまとめられるのであれば、ウクライナは金正恩の兵士を引き渡す用意がある」

「帰国を望まない北朝鮮兵には別の選択肢もあり得る。特に、この戦争に関する真実を朝鮮語で広めることによって平和の実現を早めたいという意思を表明する者は、その機会を与えられるだろう」

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