シリア反政府勢力がロシア製の貴重なパーンツィリ防空システムを政府軍から奪った証拠画像
Syrian Rebels Capture Russian Pantsir System: Reports
イギリスを拠点とする監視組織シリア人権監視団(SOHR)は11月30日に、イスラム過激派組織シリア征服戦線などの反政府勢力が、イドリブとアレッポの農村地帯にある20の「村、町、拠点」を制圧したと発表した。
戦争研究所も11月30日、攻撃開始から3日以内に反政府勢力がアレッポを掌握し、「ハマ市に向かって前進した」と発表した。反政府勢力はアレッポの空港や主要なランドマークを支配しているとみられている。
シリア軍は12月1日、ハマ北部の田園地帯に増援部隊を投入したと発表し、「シリアとロシアの合同軍事航空隊は、反政府勢力の弾薬庫や武器庫、司令部、陣地に対する正確な攻撃を強化している」と述べた。
シリア人権監視団は同日、イドリブに対するロシアの空爆で4人の市民が死亡し、数十人が負傷したと発表した。27日以来、合計372人の民間人と軍人が殺害されたという。
また、1日にはアレッポ北部周辺で武力衝突が激化し、同市周辺の田園地帯で反政府勢力を攻撃するためにロシア軍機が数機飛来したことも伝えた。
アサドは30日、シリアは「安定と領土保全を守る」と述べた。