クリミアでロシア黒海艦隊の司令官が「爆殺」、運転席下の仕掛け爆弾で...現場映像が物語る爆発の威力
Top Russian navy commander killed in car bomb attack in Crimea: reports
運転席の下に仕掛けられた爆弾が遠隔操作で爆発
今回の事件では、爆発が起きた6分後である13日の午前10時頃(現地時間)にロシアの救急隊員が現場に到着したが、トランコフスキーは重傷を負っておりまもなく死亡が確認された。ロシアのメディア「Mash」によればトランコフスキーは約1週間前から監視されており、車の運転席の下に仕掛けられていた爆発物が遠隔操作で起爆された。
ソーシャルメディアには爆発後の様子を撮影したとみられる画像が投稿されており、大破した車の周りに通行人たちが集まってきている様子が映っている。ラズボジャエフはこの爆発について、テロの疑いで刑事事件として捜査が始まっていると述べ、事件をめぐる詳しい状況については「調査中」だと説明した。
米政府が資金提供するメディア「自由欧州放送(RFE/RL)」は、トランコフスキーはウクライナへの本格侵攻に関与したロシア黒海艦隊ミサイル艇旅団の参謀長を務めていたとしている。
ロシアとウクライナの戦争が始まって以降、ロシア軍の占領地域ではほかにも複数のロシア軍幹部が死亡している。
ウクライナ軍の情報機関によれば10月には、ウクライナのショッピングセンターへの攻撃に携わったロシア軍のパイロットが遺体で発見された。遺体の頭部にはハンマーのようなもので殴られた複数の傷があった。