北朝鮮、「韓国軍ドローン」の墜落残骸を発見 平壌でビラ散布か
北朝鮮は19日、国内に墜落した韓国軍のドローン(無人機)の残骸を見つけたと発表した。写真は10月19日、朝鮮中央通信が公開(2024年 KCNA via REUTERS)
北朝鮮は19日、国内に墜落した韓国軍のドローン(無人機)の残骸を見つけたと発表した。北朝鮮は11日、首都平壌上空に韓国がドローンを飛行させたと非難していた。
朝鮮中央通信(KCNA)は「ドローンの形状、推定飛行期間、機体下部に固定されたビラ散布用の箱などを考慮すると、このドローンが平壌市中心部にビラをまいた可能性が高い」とし、こうした侵犯が再び確認されれば「主権に対する重大な軍事的挑発と見なされ、宣戦布告と即時報復攻撃を行う」と伝えた。
韓国国防省は声明で「北朝鮮の一方的な主張は検証する価値もなく、返答するメリットもない」と述べた。
ただ、韓国の与党議員はロイターに対し、北朝鮮側の写真に写っている無人機は韓国企業ソンウエンジニアリングが製造し、2023年に韓国軍に納入された偵察機と「非常に似ている」と語った。
同社ウェブサイトによると、最大飛行4時間、最高時速140キロのドローン「S─Bat」100機を韓国軍に供給している。
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