戦時下のウクライナで賑わう「ワインツーリズム」ワイナリー見学や試飲ツアーが盛んに
2024年8月21日(水)12時27分
ウクライナは豊かな土壌とワインを含む豊かな農業で知られている jo Crebbin -shutterstock-
<物流網の崩壊や労働力不足などの困難にもかかわらず、南部オデーサなどの豊かなワイン文化を、美しいぶどう畑を巡りながら堪能するワインツーリズムが人気を集めている>
同国では自由化と近代化の波が押し寄せた2000年代からワイン生産の「復興」が始まった。
戦争による物流網の崩壊や労働力不足などの困難にもかかわらず、その成長は順調に進んでいる。
古くからワイン造りの伝統があったこの国で、特に中心地となるのが南部オデーサや西部トランスカルパチア地方。今もワイナリー見学や試飲ツアーが盛んで、観光客は暗いニュースなど忘れてワインの味を楽しんでいる。