ウクライナの越境攻撃で大混乱か...クルスク州でロシア軍が誤って「味方に爆撃」した決定的瞬間
Russian helicopter appears to strike own troops in Kursk video
現在スジャが誰の支配下にあるのかは明らかになっていない。ロシア南部チェチェン共和国の特殊部隊で司令官を務める人物は14日、ロシアの国営メディアに対して、ウクライナ軍がスジャを制圧したという報道を否定。現地では「戦闘が続いて」いるが、スジャの町の中には今もロシア軍の部隊がいると述べた。
ウクライナは「戦争をロシア領に移す」決意
米シンクタンク「戦争研究所(ISW)」によれば、ウクライナのメディアはウクライナ人ジャーナリストがスジャ中心部にいる映像を含むリポートを報じ、ウクライナ軍がスジャの「少なくとも一部」とその周辺を掌握していることを示唆している。
ウクライナの当局者らは、ロシアへの越境攻撃は自衛に重点を置いたもので、クルスク州を拠点に行われる破壊的な攻撃からウクライナの領土を守るためだとしている。
ウクライナ大統領府のミハイロ・ポドリャク顧問は14日、ロシア語の独立系メディア「メドゥーザ」に対して「ウクライナが展開しているのは防衛戦だ。ロシア軍との間に必要な距離を確保すべく彼らを押し戻し、ロシア軍の砲弾がウクライナの民間人に対して使われることがないようにしている」と述べた。
ポドリャクはまた、ウクライナ側はロシア軍がウクライナ領内にいる部隊への物資補給に使用しているルートの遮断やロシア指導部の「失敗を明らかに示す」ことにも注力しているとつけ加え、ウクライナは「戦争をロシア領に移す」決意だと述べた。
クルスク州に経験豊富なロシア軍の増援部隊が到着するなか、ウクライナ軍が次にどのようなステップを取るのかは明らかになっていない。
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