パリ五輪で出会い系「Tinder」が大盛り上がり 職業「オリンピック選手」が52%増、位置情報をフランスにすると...
Tinder on Fire at Paris Games: Olympian Profiles Skyrocket by 52%
「LGBTQ+であることを公表していない選手、あるいはLGBTQ+であることが危険だったり違法とされていたりする国の選手がグラインダーを使用すれば、好奇心からアプリ上でそうした選手を見つけて暴露しようとするユーザーによって公表されてしまう危険がある」とグラインダーは説明している。
グラインダーがこうした対策を始めたのは2022年の北京オリンピックのとき。「LGBTQ+の選手たちが人目を気にしたり不必要に注目されたりすることなく、互いに本心でつながることができるように」という配慮からだった。
2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、米オンライン誌「デイリー・ビースト」がストレートを自認する記者が大会中にグラインダーを使用したという記事をめぐって非難の的になった。記事の初版では記者が「マッチ」した選手の名は出さなかったものの、個人を特定し得る情報が含まれていた。
同記事からはその後問題の情報が削除されたが、最終的に記事そのものが撤回され、編集者が謝罪することとなった。
一方、出会い系サイトの「Dating.com」は、パリで過ごす時間が競技場の中でも外でも思い出に残るよう、オリンピックに参加する選手全員についてサブスクリプション料金を1カ月間無料としている。
(翻訳:鈴木聖子)