イスラエル首相が米議会演説、ガザ人質解放を確信 議事堂周辺では抗議も
イスラエルのネタニヤフ首相(写真)は24日、米議会の上下両院合同会議で演説し、パレスチナ自治区ガザに拘束されている人質の解放に向けた取り組みが成功すると確信していると述べた。(2024年 ロイター/Kevin Mohatt)
イスラエルのネタニヤフ首相は24日、米議会の上下両院合同会議で演説し、パレスチナ自治区ガザに拘束されている人質の解放に向けた取り組みが成功すると確信していると述べた。
ネタニヤフ氏は「われわれは現在、人質の解放を確実にするために集中的な取り組みを積極的に行っている。そして、この取り組みが成功すると確信している」と指摘。「米国とイスラエルは団結しなければならない」と強調した。
また、イスラム組織ハマスとの戦争後のガザ統治について、イスラエルの破壊を求めないパレスチナ人によって行われるべきだが、当面の間はイスラエルがガザの治安を全面的に管理する必要があるとした。
ネタニヤフ氏による上下両院合同会議での演説回数はチャーチル元英首相の3回を上回り、外国の首脳として初の4回目となった。
ただ今回の演説では民主党議員数十人が欠席。イスラエルによるガザでの軍事行動に伴う数千人規模の民間人の犠牲と人道危機に対する失望感を示した。
一方、連邦議会議事堂付近の路上ではネタニヤフ氏の議会演説に合わせ、数千人の新パレスチナ派が抗議活動を実施。2021年1月6日の米連邦議会議事堂襲撃事件以降で最も厳重な警備態勢が敷かれる中、演説直前には一部で暴動が発生し、議事堂警察が催涙スプレーを使用したという。
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