最新記事
野生生物

郵便受けに潜んでいた「驚きの住人」の正体は?

Horror as Man Finds Huge Snake Curled Up in His Mailbox

2024年6月21日(金)15時00分
スー・キム
(写真はイメージです) Ethan Hoover-Unsplash

(写真はイメージです) Ethan Hoover-Unsplash

<郵便受けに潜む「驚きの住人」の動画が、TikTokで510万回以上再生された>

住宅の郵便受けに入っていた「思わぬ届き物」を紹介する動画が、TikTokで注目を浴びている。

撮影場所はオーストラリア。「@brick_moranis」のアカウントで4月16日に投稿されて以来、510万回以上も再生された。

【動画】「洒落た小包」? 郵便受けで発見された「驚きの住人」が話題

「自分にグッドラック」の声が聞こえて郵便受けに鍵を差し込む手が映る。蓋を開けると中にいたのは、チラシの隣でとぐろを巻いたヘビだった。蓋にはカタツムリが貼り付いているのが見える。「こいつ......」と言葉をのんだ声の主は「顔も見える」とつぶやき、「オーストラリア」の一言で動画は終わる。

動画に添えられたハッシュタグや、オーストラリア博物館の写真から判断すると、郵便受けにいたのはカーペットニシキヘビだったと思われる。

「ニシキヘビに毒はないが、噛まれると痛みを伴う。歯が折れて被害者に食い込んだまま残ることもある」(オーストラリア博物館)

シドニーの広大な低木地帯や国立公園に生息するカーペットニシキヘビは、夜行性で動きが鈍いことから発見は難しい。日中は樹木で見かけることがあるほか、屋根や垂木にいることもある。

「カーペットニシキヘビが屋根にいても被害が出ることはない。ネズミやポッサム退治の役に立つ」と博物館は説明している。

ニューサウスウェールズ州のウェブサイトによると、オーストラリアにはリクヘビ約140種とウミヘビ約32種が生息している。およそ100種は毒を持っているが、噛まれると命にかかわるような毒ヘビは12種のみ。中でも上あご前端に牙をもつ前牙類のヘビは最も危険が大きい。

「ヘビは本来攻撃的ではなく、常に逃げる方を好む。人間を襲うのは傷つけたり怒らせたりした時のみで、人が噛まれるのはほとんどの場合、ヘビを殺したり捕獲しようとした時だ。もし低木地帯でヘビに出くわしたら、落ち着いて反対側へ歩くこと」(ニューサウスウェールズ州)

自宅の庭でヘビを発見して退治したい場合は、地元の駆除業者に連絡するよう州はアドバイスしている。

「洒落た小包」

TikTokの動画には「チラシを取り出そうとしたら何かが動いたので、郵便受けをチェックした」というコメントが添えられている。「こいつ(ヘビ)はうちの郵便受けの主になったらしい」

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

為替には複数要因絡む、アベノミクスも円安の「一つの

ビジネス

午前の日経平均は続伸、一時290円超高 金融株しっ

ワールド

ロシア製造業PMI、6月は大幅上昇 雇用増ペース過

ビジネス

豪中銀、労働市場下振れリスク踏まえ金利据え置き決定
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:中国EVの実力
特集:中国EVの実力
2024年7月 9日号(7/ 2発売)

欧米の包囲網と販売減速に直面した「進撃の中華EV」のリアルな現在地

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「帰ってきた白の王妃」とは?
  • 2
    能登半島地震から半年、メディアが伝えない被災者たちの悲痛な本音と非情な現実
  • 3
    ウクライナ戦闘機、ロシア防空システムを「無効化」...滑空爆弾の「超低空」発射で爆撃成功する映像
  • 4
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド…
  • 5
    大統領選討論会で大惨事を演じたバイデンを、民主党…
  • 6
    中国のロケット部品が村落に直撃...SNSで緊迫の瞬間…
  • 7
    エリザベス女王が「誰にも言えなかった」...メーガン…
  • 8
    キャサリン妃は「ロイヤルウェディング」で何を着た…
  • 9
    自宅で絶叫...ウガンダから帰国した旅行者がはるばる…
  • 10
    バイデン大統領の討論会「大失敗」は側近の判断ミス
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「帰ってきた白の王妃」とは?
  • 3
    爆破され「瓦礫」と化したロシア国内のドローン基地...2枚の衛星画像が示す「シャヘド136」発射拠点の被害規模
  • 4
    ウクライナ戦闘機、ロシア防空システムを「無効化」.…
  • 5
    ミラノ五輪狙う韓国女子フィギュアのイ・ヘイン、セク…
  • 6
    ガチ中華ってホントに美味しいの? 中国人の私はオス…
  • 7
    「大丈夫」...アン王女の容態について、夫ローレンス…
  • 8
    キャサリン妃は「ロイヤルウェディング」で何を着た…
  • 9
    衛星画像で発見された米海軍の極秘潜水艇「マンタレ…
  • 10
    貨物コンテナを蜂の巣のように改造した自爆ドローン…
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に
  • 3
    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア
  • 4
    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が…
  • 5
    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車…
  • 6
    新型コロナ変異株「フラート」が感染拡大中...今夏は…
  • 7
    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「…
  • 8
    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しす…
  • 9
    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思ってい…
  • 10
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中