「棒と石」で戦う兵士たち...中印国境の衝突...過去動画が再浮上した「意外な理由」
中印両国が多数の兵士を配置しているラダック地域は、事実上インドの支配下にある。しかし、中国はインドのラダックに対する支配に異議を唱えている。
「中国は、インドが一方的かつ違法に設定したいわゆるラダック連邦直轄領を承認したことはない」と、中国外務省の毛寧(マオ・ニン)報道官は2023年12月に述べた。
だが、インドはラダックを自国の領土の一部とみなし、中国の主張を否定している。
「インドの一貫した原則的な立場は、アルナーチャル・プラデーシュとジャンムー・カシミール連邦直轄領およびラダック全域は、これまでも、そしてこれからも、インドの不可分の一部であるということだ」と、インド外務省は4月に述べている。
中国は、インドのアルナーチャル・プラデーシュ州も、南チベットの一部として領有を主張している。
専門家たちは、この地域は安定しているように見えるが、両国間の軍事的緊張が一触即発の状態になっていると強調する。
「国境をめぐる状況は、いくつかの理由からインドにとってより危機的かもしれない。撤退のふりをして、その後に占拠するという中国の侵食戦術は、消し去ることのできない事実を作り出している」と、フランスのシンクタンク、モンテーニュ研究所のアジア・米国特別顧問フランソワ・ゴドマンは、4月12日付のディプロマット誌で述べている。
民族復興と拡張主義
本誌は中国外務省とインド外務省に電子メールでコメントを求めている。
中国は従来、台湾について語るとき、しばしば国境の防御と「中華民族の復興」の追求を引き合いに出してきた。だがインド、ロシア、モンゴルなど、陸地の国境の関連性を訴えることは、比較的新しい現象だ。この傾向は、中国が「外国による占領」の時代に失ったと認識している国家的地位を回復しようとする取り組みと徐々に結びついている。
最近、ブルームバーグは、インドがパキスタンとの西部国境に配備していた部隊を再配置し、中国との国境に1万人の部隊を追加配備したと報じた。
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