ウクライナ軍がロシアのSu-25戦闘機を撃墜...ドネツク州での衝撃映像公開
Russian Su-25 Downed by Ukrainian Missile in Point-of-View Video
ロシアのSu-25戦闘機 REUTERS
<第110独立機械化旅団がドネツク州でロシアのSu-25を撃墜する瞬間を捉えた映像を公開した>
ウクライナ軍は、同国の東部ドネツク州で6月10日にロシアのSu-25戦闘機を撃墜した瞬間という動画を公開した。
【動画】ウクライナ軍がロシアのSu-25戦闘機を撃墜...ドネツク州での衝撃映像公開
この動画は、ウクライナ陸軍第110独立機械化旅団が11日に公開したもので、ウクライナ国防省がXに投稿した。国防省はこう書いている。「第110機械化旅団が、ロシアのSu-25ジェット機を10日に破壊した動画を公開した。素晴らしい戦士たち!」
ロシア空軍は、ウクライナ戦争で甚大な被害を出している。ウクライナは5月、ソビエト連邦時代のSu-25を大量に撃墜したと主張している。本誌は、この動画がいつ撮影されたかについて、独自に検証することはできなかった。
この一人称視点の動画には、標的が地面に落ちていく様子が映っている。第110独立機械化旅団はフェイスブックで、ロシア軍のパイロットが「われわれ旅団の責任区域に飛び込むという大胆な行動に出た」と述べている。
第110機械化旅団はさらに、「彼には、自らの愚かな行為を後悔する時間さえほとんどなかった。ロケットが発射されてから(Su-25の)側面に命中するまでの、ほんのわずかな時間だ」と続ける。「われわれは、『彼らは自爆者しか雇わないようだ』と冗談を言いあっている」
アメリカ欧州軍を率いるクリストファー・カヴォリ大将は4月の米連邦議会で、ロシアは2022年2月にウクライナへの本格的な侵攻を開始して以来、航空機の10%を失ったと述べた。
オランダのオープンソース・インテリジェンス防衛分析サイト「オリックス」は、ウクライナ戦争の開始以来、ロシアの航空機106機が破壊され、10機が損傷したことを目視で確認している。
オリックスはまた、開戦以来、ウクライナの航空機86機が破壊され、3機が損傷し、1機が鹵獲(ろかく)されたことを目視で確認している。
ロシアの兵士と装備の損失を毎日投稿しているウクライナ軍参謀本部は11日の最新情報で、ロシアは開戦以来、359機の航空機と52万850人の兵士を失ったと述べている。
ロシア国防省は10日の最新情報で、ロシア軍は開戦以来、ウクライナの航空機613機を破壊したと発表している。
本誌は、これらの数字を独自に検証できなかった。ロシアもウクライナも、自国については、死傷者数や装備の損失に関する情報をほとんど公表していない。
今回Su-25が撃墜されたドネツク州は、ルハンシク州とともに、ドンバス地方を構成しており、ドンバス地方は絶え間ない砲撃にさらされている。ロシアは、2014年にウクライナ東部に侵攻して以来、ドンバス地方を勝ち取ることを目指しており、現在も領土拡大を進めている。
(翻訳:ガリレオ)
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