インドの5月ロシア産原油輸入は過去最高、サウジ産は10カ月ぶり低水準

インドが5月にロシアから輸入した原油の量は前月比14.7%増の日量約210万バレルと、過去最高水準に達した。写真はナホトカ湾を航行する原油タンカー。2022年12月撮影(2024年 ロイター/Tatiana Meel)
インドが5月にロシアから輸入した原油の量は前月比14.7%増の日量約210万バレルと、過去最高水準に達した。前年同月比では5.9%増。業界関係者と海運データで明らかになった。中国の需要減で、ロシア産が一段と割安になり、製油業者が大量に購入したもようだ。この結果、輸入原油に占めるロシア産の割合は41%に高まった。
一方のサウジアラビア産は前月比16.4%減の同50万8500バレルと、10カ月ぶりの低水準。サウジアラムコが5月に原油価格を2カ月連続で引き上げたことで、購入が抑制された。
イラク産は22.2%増の同100万バレルだった。米側のデータによると、米国産原油の輸入量は同17万6000バレル。


アマゾンに飛びます
2025年4月1日号(3月25日発売)は「まだ世界が知らない 小さなSDGs」特集。トランプの「逆風」をはね返す企業の努力が地球を救う
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら