最新記事
ロシア

ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライナのドローンが徹底破壊する動画が公開された

Russia's New Combat Robots Blown Up by Drones Near Avdiivka: Video

2024年4月4日(木)17時42分
エリー・クック

ウクライナ軍が公開した映像からは、ロシアのUGVが標的とされた状況の詳細は明らかではない。ベンデットによれば、UGVが兵士の代わりに派遣されたのか、それとも部隊と一緒に派遣されたのか、判断が難しい。

「戦闘に参加するUGVが増えるにつれ、ロシアとウクライナ両軍は攻撃や戦場における作戦にUGVを統合するための戦術やコンセプトを開発」し、兵士の消耗を少しでも取り除こうとしている、と彼は続けた。ロシアとウクライナは、単独で活動できる自律型UGVの開発にますます力を入れている、という。

 

2023年9月中旬、ウクライナのドローンの第一人者であるミハイロ・フェドロフ副首相兼デジタル改革担当相は、無人戦闘車両「アイアンクラッド」を前線での戦闘任務でテストしていると述べた。

このロボットは、機関銃や砲塔を搭載し、敵の陣地を攻撃したり、偵察任務を遂行したり、火力支援を提供したりするように設計されている、とフェドロフは言う。移動の最高時速は約20キロと報じられる。

2024年初頭、ウクライナの地上部隊は、第5独立強襲旅団が無人戦闘車両を使って、ロシアの陣地を狙っていると発表した。

20250408issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年4月8日号(4月1日発売)は「引きこもるアメリカ」特集。トランプ外交で見捨てられた欧州。プーチンの全面攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、米相互関税発表受け

ビジネス

米国株式市場=相互関税発表後に先物下落、通常取引は

ビジネス

米金利先物市場、FRB利下げ開始6月の見方強まる

ワールド

トランプ米大統領の相互関税、一律10%に 日本への
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台になった遺跡で、映画そっくりの「聖杯」が発掘される
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 5
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 6
    イラン領空近くで飛行を繰り返す米爆撃機...迫り来る…
  • 7
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 8
    博士課程の奨学金受給者の約4割が留学生、問題は日…
  • 9
    【クイズ】アメリカの若者が「人生に求めるもの」ラ…
  • 10
    トランプ政権でついに「内ゲバ」が始まる...シグナル…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 6
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 7
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 8
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 9
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中