「成人の約10%は貯金なし」アメリカ人の貯蓄事情がコロナ後の支援策の打ち切りで急速に悪化
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JUSTIN SULLIVAN/GETTY IMAGES
<アメリカ人世帯の平均貯蓄額は4万1600ドルだが、これは一部の富裕層によって引き上げられた数字。貧富の格差が大きいアメリカの平均貯蓄額の中央値はわずか...>
コロナ禍の景気刺激策として巨額の支援金が配られたアメリカ。
だがパンデミックの終息とともに支援は打ち切られ、アメリカ人の経済状況は急速に悪化している。
可処分所得に占める個人貯蓄率は2020年4月に32%に達したが、今年9月には3.4%にまで落ち込んでいる。貯金の減少も著しい。
世帯の平均貯蓄額は4万1600ドルだが、これは一部の富裕層によって引き上げられた数字で、中央値はわずか5300ドル。
景気の後退局面が迫るなか、貯金が全くない人が成人の約10%に当たる2500万人に達する。
32%
2020年4月の個人貯蓄率
3.4%
今年9月の個人貯蓄率
5300ドル
世帯貯蓄額の中央値
2500万人
貯金ゼロのアメリカ人の数

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