米メーン州銃乱射事件、18人が死亡し13人が負傷...容疑者の素顔は?
ボウリング場で銃を乱射したカード容疑者 ANDROSCOGGIN COUNTY SHERIFF'S OFFICE VIA FACEBOOKーHANDOUTーREUTERS
<メンタルヘルス上のトラブルを抱えており、同州内の州兵基地を銃撃すると脅したこともあったという>
10月25日、米東部メーン州ルイストンのボウリング場と飲食店で男が銃を乱射する事件が発生。計18人が死亡し、13人が負傷した。容疑者は逃走したが、地元警察は同州に住むロバート・カード(40)を殺人容疑で指名手配した(編集部注:27日に遺体で発見。自殺とみられる)。
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警察によれば、カードは米陸軍の予備役で銃器の取り扱いの指導を行っている人物だ。最近は幻聴などメンタルヘルス上のトラブルを抱えており、同州内の州兵基地を銃撃すると脅したことも。今年夏にはメンタルヘルスの治療施設に2週間入所していたという。2001~04年にメーン大学でエンジニアリングを専攻していたが、卒業はしていない。
人口わずか130万人ほどのメーン州は殺人の発生率が極めて低く、昨年の殺人件数は29件のみ。それだけに凄惨な大量殺人に衝撃が広がっている。銃規制の法案審議は共和党の抵抗で進まないが、バイデン米大統領は改めて対策の強化を訴えている。