衛星画像に映ったロシア軍の「拷問穴」らしきものと使い道
Satellite Photos Appear to Show Russia's 'Torture Pits' for Unruly Troops
「ヴィクトル」と呼ばれる別の元ロシア兵士は、トツキーにある同様の「拷問穴」の存在について語っている。衛星画像では、トツキーの軍事訓練場に穴らしきものがあることが見てとれる。
「上官たちは、酔っ払いの兵士を見つけると、連れ去って殴る。規律に大きく違反した者は、床に押さえつけられ、殴られ、手錠をされる。酔いがさめて我に返り、謝罪するまでだ」とビクトルは話した。
「なかでも特に荒っぽい連中は、本人たちの話によれば、道に掘られた穴に投げ込まれ、蓋をされる。それで終わりだ」
7月には「マンデイ」というSNSに、ある動画が投稿された。ウクライナで戦うのを拒否したために、穴に閉じこめられたと語るロシア兵士の証言とされる動画だ。
動画に出てくる兵士のひとりは、「『ゼロライン』へ行くのを拒んだせいで、我々はこの穴に閉じこめられた。ここに2日間座っていた」と述べている。「ゼロライン」は戦場の前線を意味し、ロシア人がよく使う言葉だ。
ウクライナ戦争関連の記事を英語に翻訳している独立系メディアプロジェクト「ウォー・トランスレイテッド」は、この動画をX(旧ツイッター)でシェアした。そこでは、所在地不明の地下室のような場所で、撮影された8人の兵士のひとりが、自分たちは休暇も与えられずに9カ月ずっと戦わされている、と話している。
(翻訳:ガリレオ)