中東の紛争が飛び火 米イリノイ州でヘイトクライム、6歳のパレスチナ系少年を男が刺殺

米イリノイ州シカゴ近郊で6歳のパレスチナ系の少年を刺殺し、母親にけがを負わせたとして71歳の男が訴追された。写真は死亡したワデア・アルファユミ君。提供写真(2023年 ロイター/CAIR)
米イリノイ州シカゴ近郊で6歳のパレスチナ系の少年を刺殺し、母親にけがを負わせたとして71歳の男が訴追された。警察当局とイスラム団体が15日明らかにした。イスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突を受けたヘイトクライム(憎悪犯罪)とみられる。
事件は14日に発生し、地元警察によると少年は刃渡り18センチの軍用ナイフで26回刺された。32歳の母親も複数回刺されたが、命には別条ないもよう。
バイデン大統領は声明で、少年の家族はパレスチナ系イスラム教徒で「平和に暮らし、学び、祈るための避難所」を求めて米国に来たとし「この恐ろしい憎悪による行為は米国にはふさわしくない」と非難した。
地元警察は容疑者の男が第一級殺人や憎悪犯罪、凶器による加重暴行の罪で起訴されたと説明した。
イスラム教の市民団体「米イスラム関係評議会」(CAIR)は「政治家やマスメディア、ソーシャルメディアによって広められているイスラム嫌悪や反パレスチナ人種差別は止めなければならない」とX(旧ツイッター)で訴えた。
