ハマス人質の半数超が外国籍保有者、中には二重国籍ではないタイ人54人も=イスラエル政府
イスラエル政府は、ハマスに拘束されたとみられる約220人の人質の半数以上が外国籍保有者だと発表した。写真はテルアビブで同日、ハマスに拘束されたとみられる子どもたちを示すテディベア(2023年 ロイター/Janis Laizans)
イスラエル政府は25日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスに拘束されたとみられる約220人の人質の半数以上が外国籍保有者だと発表した。その大半はイスラエル国籍も保有する二重国籍者とみられるが、そうではないタイ人54人も含まれるという。
人質のうち138人が25カ国の外国パスポートを持っており、アルゼンチン人15人、ドイツ人12人、米国人12人、フランス人6人、ロシア人6人が含まるが、多くはイスラエル国籍も持っているとみられるとした。
政府統計によれば、タイ人はイスラエルにおける移民労働者の最大集団であり、約3万人が農業部門で働いている。
イスラエル政府は最新情報として、7日のハマスによる奇襲攻撃後、外国人328人の死亡または行方不明が確認されたと発表した。
うち米国人の死者は34人、行方不明者は5人、ウクライナ人の死者25人、行方不明者2人、フランス人の死者23人、行方不明者1人、ロシア人の死者23人、行方不明者4人となっている。