最新記事
ウクライナ情勢

ロシア、黒海でパラオ船籍の民間貨物船に威嚇射撃「停止命令を拒否」

2023年8月14日(月)10時19分
ロイター
黒海へ向かうパラオ船籍の船

ロシア国防省は、同国海軍の警備艦が同日、黒海の南西部を北に航行中のパラオ船籍の貨物船に対して威嚇射撃を行ったと発表した。画像は13日にイスタンブールで撮影した、黒海へ向かうパラオ船籍の船。動画から(2023年 ロイター/Yoruk Isik)

ロシア国防省は13日、同国海軍の警備艦が同日、黒海の南西部を北に航行中のパラオ船籍の貨物船に対して威嚇射撃を行ったと発表した。積み荷の検査のため停止を命じたところ、応じなかったためとしている。

ロシアは7月、ウクライナからの穀物輸出の安全を保証する協定への参加を停止。協定失効に伴い、ウクライナに向かう全船舶について軍事物資を積んでいると見なすと宣言した。ロシア軍がウクライナから離れた海域で民間船に発砲したのは、輸出合意の延長を拒否して以来初。

 
 
 
 

国防省によると、貨物船はウクライナ南部オデーサ(オデッサ)州の河川港イズマイルに向かっていた。リフィニティブの海運データによると、同船は現在ブルガリア沿岸付近を航行中で、ルーマニアのスリーナ港に向かっている。

ロシア国防省は「船舶を強制的に停止させるため、自動小銃で威嚇射撃を行った」と説明。ロシア軍がその後同船に乗り込んで検査を実施。検査が終了すると、イズマイル港に向けて航行を再開したという。

ウクライナ大統領府のポドリャク顧問は、X(旧ツイッター)への投稿で、「国際海洋法に対する明白な違反であり、海賊行為であり、他国の海域における第三国の民間船舶に対する犯罪だ」などと非難した。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2023トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

試写会
カンヌ国際映画祭受賞作『聖なるイチジクの種』独占試写会 50名様ご招待
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:もう賄賂は払わない、アサド政権崩壊で夢と

ワールド

アングル:政治的権利に目覚めるアフリカの若者、デジ

ワールド

尹大統領の逮捕状発付、韓国地裁 本格捜査へ

ワールド

アングル:フィリピンの「ごみゼロ」宣言、達成は非正
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 2
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べている」のは、どの地域に住む人?
  • 3
    「搭乗券を見せてください」飛行機に侵入した「まさかの密航者」をCAが撮影...追い出すまでの攻防にSNS爆笑
  • 4
    感染症に強い食事法とは?...食物繊維と腸の関係が明…
  • 5
    女性クリエイター「1日に100人と寝る」チャレンジが…
  • 6
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 7
    フランス、ドイツ、韓国、イギリス......世界の政治…
  • 8
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
  • 9
    オレンジの閃光が夜空一面を照らす瞬間...ロシア西部…
  • 10
    本当に残念...『イカゲーム』シーズン2に「出てこな…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
  • 4
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 5
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 6
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 7
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 8
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 9
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 10
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 10
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中