ロシア当局「DNA鑑定でプリゴジンの死亡を確認」
ロシア連邦捜査委員会は8月27日、23日の小型機墜落で死亡した搭乗者10人のDNA鑑定を行い、ロシア民間軍事会社ワグネルの創設者、エフゲニー・プリゴジン氏が含まれることを確認したと発表した。写真は、21日に公表された動画から取得した静止画。撮影地はアフリカとみられる。PMC Wagner via Telegram(2023年 ロイター)
ロシア連邦捜査委員会は27日、23日の小型機墜落で死亡した搭乗者10人のDNA鑑定を行い、ロシア民間軍事会社ワグネルの創設者、エフゲニー・プリゴジン氏が含まれることを確認したと発表した。
航空機はモスクワ北西のトベリ州内で墜落。航空当局が先に公表した搭乗名簿にはプリゴジン氏のほか、ワグネル創設時からの幹部ドミトリー・ウトキン氏の名前が含まれていた。
捜査委は通信アプリ「テレグラム」で声明を出し、DNA鑑定で搭乗者10人全員の身元が判明し、搭乗名簿の氏名と一致したと発表した。
当局は墜落の原因に関して見解をまだ明らかにしていない。
西側諸国の政治家やコメンテーターは、ロシアのプーチン大統領が6月の武装反乱に絡みプリゴジン氏の殺害を命じたとの説を唱えている。これについて、ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は25日、「全くのうそ」だと述べた。