王室の伝統を「馬鹿にした」メーガン妃との違い...ダイアナ元妃の気品あふれる「カーテシー」に改めて注目が
Princess Diana's 'Deepest' Curtsy Praised by Fans After Meghan Backlash
ダイアナ元妃(1996年6月) SCOTT OLSON-Reuters
<かつてスペイン国王に対して行った深々としたカーテシーの様子が、これぞ「本物のプリンセス」の姿だと改めて称賛されている>
メーガン妃がネットフリックスのドキュメンタリー番組の中で、カーテシー(形式的なお辞儀の仕草)を馬鹿にするようなジェスチャーをして物議を醸して以来、英王室のカーテシーが脚光を浴びている。そうしたなかで、故ダイアナ元妃が1980年代にスペイン国王と挨拶を交わした時の敬意に満ちたカーテシーの動画が、改めて大きな注目を集めている。
■【動画】「結局、彼女は王室の伝統に敬意を持っていた」と称賛されたダイアナのカーテシー
メーガンは2022年12月に放送された「ハリー&メーガン」の中で、故エリザベス女王と初めて対面する際にカーテシーをするよう求められて「冗談」だと思ったと語り、大げさなお辞儀をしてみせたことで、批判を浴びていた。メーガンが見せたのは、中世のような深々としたお辞儀。これに対してイギリスの一部の評論家が、イギリスの慣習に対しても故エリザベス女王に対しても敬意を欠いていると指摘していた。
実際にはメーガンはこれまでに幾度も、公の場で敬意を込めたカーテシーを披露しており、ネットフリックスの番組が放送されるわずか3カ月前には、エリザベス女王の葬儀の際に棺に向かって深々とお辞儀をする姿が見られた。
「彼女は本物のプリンセスだ」
一方で、キャサリン妃や故ダイアナ元妃をはじめ、英王室のほかのメンバーによるカーテシーにも注目が集まっている。7月17日にTikTokに投稿されたのは、ダイアナが1987年にスペイン国王(当時)のファン・カルロス1世に深々とお辞儀をする様子を捉えた動画だ。
動画はダイアナが、当時夫だったチャールズ皇太子(現在の国王チャールズ3世)とスペインを公式訪問した時のもので、彼女がスペイン国王と挨拶を交わした際にカーテシーをする様子が映っている。
動画には、「ダイアナ妃はいつでも最大限の深々としたお辞儀をしていた」という説明が添えられている。また動画には多くのコメントも寄せられているが、多くはダイアナの敬意に満ちた振る舞いを称賛するものだった。「色々あっても彼女は結局、英王室の伝統に敬意を払っていた」「彼女は本物のプリンセス」「彼女には気品があった」といった具合だ。
イギリスとスペインの王室は何世代にもわたって親しい関係を続けており、1906にビクトリア女王の曾孫であるビクトリア・ユージェニー・オブ・バッテンバーグ王女がスペイン国王アルフォンソ13世と結婚したことで、遠縁にもあたる。